No.7 楽しく食べよう~自分だけの椅子~

No.7 楽しく食べよう~自分だけの椅子~

濱口沙夜香・田中瑞季・平林美穂(あすかの保育園)

アブストラクト

こどもたちが大好きな給食の時間には嬉しそうな笑顔と楽しい声に溢れている。一方、食事が進まない子は横を向いたり寝転んだりし、保育士からも座ることへの言葉がけが多くなってしまう。好き嫌いも理由の一つと思われるが、姿勢を保持し座っていること自体が難しいのではないかと推察した。

 あそびのなかで本児が段ボールの中に背筋を伸ばして座り、とても楽しそうに友だちとやりとりする姿があった。この姿を給食の時間に活かせないかと考えた。

 段ボールで椅子を作ったり、既成の椅子に装着する枠を作ったりするなかで、前後の長さや幅を変えて検証し、本児に適した『自分だけの椅子』を作った。これを使用すると姿勢が保ちやすくなるだけでなく、食事への関心が持てるようになり、食べることへの意欲に繋がるという効果が見られた。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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11 Replies to “No.7 楽しく食べよう~自分だけの椅子~”

  1. 子どもが困っている事を理解して寄り添っていて、自分も一人の母親として「先生ありがとう」という気持ちになりました。座らないのではなく、座位を保つことが難しいのですよね。改善する方法をいろいろ考え実行するという視点に立って保育していきたいと思いました。

  2. 姿勢がなかなか真っ直ぐにならない子供が多いので、このように工夫を重ねて保育に取り入れていきたいと思いました。

  3. 安定して座ることができるよう改良や工夫を重ねており、一人一人に合った支援をされていて素晴らしいと感じました。

  4. 食事の進まない子に、段ボールが好きなことに着目して、改良を加えて「自分だけの椅子」を作った結果、姿勢が安定して食べる意欲に繋がって、良かったです。原因を見つけて、対策を考えるのは大事なことだと思いました。

  5. 子どもの遊びの中からアイデアが閃くというのがすごいと感じました。食べる姿勢が悪いということをその子どもが「できないから」と終わらすのではなく、どのようにしたら楽しく正しい姿勢で食事を行うことができるのか、と考えていく個々への配慮を忘れずに私も保育を行なっていきたいと感じました。

  6. これぞ個々の姿に応じた支援!と感動しました。高い観察力と多角的な視点からの関わりが必要である事を改めて感じます。励みになる素晴らしい発表、ありがとうございました。

  7. 何度も改良し、工夫をされているところが素敵だと思いました。子どもたちが明るく元気に過ごせるよう、私も工夫して関わっていきたいと改めて感じさせていただきました。ありがとうございます。

  8. 身体の安定が心の安定になり、集中力を高めることをふとした保育の一番面から気づかれて、大切な食の場面につなげていかれた過程がうかがえてとても興味深かったです。

  9. 介護分野で、「シーティング、ポジショニング」を活用している事例が出てきていますが、これの保育版という印象ですね。子どもによってしっくりくる座り方や安定する姿勢を保つことができれば、目の前のことに集中したり精神的な安定につながるということが、子どもについても言えるということが見えてきたのではないでしょうか。他の子どもたちのケースにも広げていけるのか、さらに深めていけるといいですね。

  10. 食に意欲のない園児さんを見て姿勢の保持に着眼したということが凄い!声がけや、食事そのものに目を向けることは誰でもするけど、これはなかなか、そして手作りでかたちにしてしまうとは、恐れ入りました。

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