No.3 こぼさずに上手に食べられるかな?
細見繁子・中西陽子・坂本みゆき・船田真希子・柴野七重(いこま乳児院)

アブストラクト
当院は、主に0歳から3歳前後のお子さんが生活する施設で、離乳食と幼児食を提供しています。この時期の子ども達は、手づかみ食べが中心で、手指の機能はまだまだ未熟な為、スプーンを上手に使用できず、食べこぼす事が多く、食後の食堂は残飯が散乱するという状態が続いていました。この日常を改善するべく、少しでもこぼさず上手に食べやすくする工夫を調理面から取り組む事にしました。
4月から8月にかけて食べこぼしの多い食材やメニューを調査し、特定した対象の食材とメニューに対し、6月から10月の期間で切り方や調理方法、食材の種類を工夫して提供を試みたところ、以前より食べこぼしが少なくなり残飯の量が減りました。 食べこぼしには様々な要素が関係していますが、今後も調理面からのサポートを継続し食べやすくする事で、「自分でこぼさずに上手に食べられる事への満足感」「無駄の無い栄養の摂取」に繋がるよう努めていきます。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会
11 Replies to “No.3 こぼさずに上手に食べられるかな?”
食材によって、切り方を工夫されていたり、調理師さんと保育士の連携も素敵でした。
調理をされる方と、保育士との連携が取れているところが良かったと思います。
食べこぼしが減ることで、子供達の食への意欲や達成感にも繋がると思いました。
保育士と調理されている方の連携と工夫で子どもたちの食事が支えられている事がとても素晴らしいと思いました。
工夫による結果も分かりやすかったです。
食材選びや、切り方、調理法など工夫されていて、素敵だと思いました。工夫次第で食べこぼしが、かなり減るのですね。勉強になりました。
目的と結果がはっきりしていてわかりやすかったです。うまく食べられたら子どもたちの自信にもつながりそうで、とても大切なことだと思いました。
ポスターまとまっていて分かりやすかったです。
少しでもこぼさずに食べることが出来ると嬉しくて食事が楽しくなったりするんだろうなと思いました。
調理チームと保育士さんたちとの協働という素晴らしいテーマ。発表もあえてスライドにみにされたのは、むしろ見やすくて良かったと思います。
調理をされる方が子どもたちの食べる形態のことを
研究されたことはとても意味のあることだと思いました。
子どもたちだけではなく、保育士さんともいい関係作りに
役立つのかと思い、参考になりました。
今後、調理する際に、切り方や大きさなどを参考にしたいです。