辻村泰聡(極楽坊保育園)
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アブストラクト
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本国内に感染拡大し、非常事態宣言が発令された2020年4月から5月にかけて、奈良市内の保育園では「特別保育」と称し、エッセンシャルワーカー等の子どもを除き原則家庭保育の要請が出された。この特別保育期間中、本園では登園する子どもがおよそ3分の1に減少したため、家庭保育中の子どもに対する支援の一つとして、毎日5分程度の保育に関する動画をYouTubeに配信した。この期間中の動画の配信本数は24本、視聴回数は延べ7028回にのぼった。本研究ではこれらの動画視聴の傾向を分析した。再生回数は同一の動画について継時的に逓減し、指数関数的な近似がみられた。また、公開日が遅くなることによっても、再生回数は指数関数的に逓減した。また、低年齢児向けの動画の方が、何度も視聴する傾向にあることが推測された。
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第24回宝山寺福祉事業団研究発表会