サービス改善分野
平林美穂・岸田宏実・濱口沙夜香(あすかの保育園)
アブストラクト
0.1歳児クラスの日々の生活の中で、自分の好きなあそびが見つけられずゴロゴロと寝転がっていたり、常にイライラした様子で落ち着かなかったりする子の姿があった。そこで子どもたちが求めている欲求を満たせるように保育室の環境を工夫し、安心できるようにすれば一人ひとりがより生き生きと過ごせるようになるのでは…と考え、保育室の中にほっこりと気持ちよくなれる場所を作ってみることにした。子どもによって好みの素材や空間の形は違うので、『マットを敷いたゴロゴロコーナー、中に入れる安全で狭い空間、すけるカーテンに隠れられる場所など』いろいろな素材、大きさ、感触の空間を作る工夫を重ねた。子どもたちは自分で好きな場所を選んで気持ちをほぐす姿が見られるようになり、自分の好きな空間でパワーを充電することで、より笑顔が増え、意欲的に生活するようになった。
第25回宝山寺福祉事業団研究発表会
コメント
限られた保育室の空間の中で、様々な意図を持ったスペースを作ることは、日常の保育との兼ね合いもあり課題や難しかった点もあるのではないかと思います。工夫をしながら、より子どもたちが満足し、安心できる空間を作ろうとし続けている様子が分かりました。
子どもの好きな感触が違うという視点が面白く、ゴロゴロしたり、足の裏でも様々な刺激が得れるので良いなと思いました。また、カーテンの裏に入る時に見えないため上に上げていましたが、透ける素材のものを使い、秘密基地のように安全面を配慮しながら子どもだけのスペースを作るのも自然と子ども同士の関係が構築されていくと感じました。環境を考える良いヒントとなりました。
とにかく発表の先生方の声のトーン、話し方が心地よく、スッと入ってくるのがよかったです。
内容も小規模保育園ならではの創意工夫に満ちていますね。きっと子どもたちもほっこり日々、保育園生活をエンジョイしているのでwしょう、保護者の方も安心ですね。
人によって落ち着く広さ、素材、明るさ等それぞれですよね。先生方の工夫で”ほっこり”出来る子供たちが増えてとても良い取り組みだな!と思いました。
素材を変え、より安心が得られる場所になるよう工夫されていて勉強になりました。コーナーを作る上で、いかに子どもたちの姿に目を向けて気づきを活かせるか、私の反省も踏まえ明日からの保育の励みにさせていただきます。ありがとうございました。
あわただしく過ぎる時間もある中で、自分の落ち着く場所があり、安心できる感触の素材があり、子どもたちにとって気持ちが満たされる空間を感じ勉強になりました。ひとりひとりへの配慮も考えられていて、ぜひ取り入れたいと思いました。
発表の題名にとても興味を持ち 視聴させて頂きました。先生方の環境の工夫で子供の欲求をこんなにも満たすことができていて、凄いと思いました。色々な感触のものを取り入れられている所は私の気づきになりました。ありがとうございました。
子どもたちのゴロゴロしたり狭いスペースに入ったりする遊びに対して、ただ場所を設けるだけでなく、素材や環境を変え、自分たちでも動かせることで一人一人が落ち着ける場所を見つけられるのだと分かりました。ありがとうございました。
色々な素材を取り入れて環境を作ることや、季節や気温によって素材を変えたり設置する場所をかえられるというところがとても良いなと思いました。ほっこりできる場所を作ることで子どもが安心した環境の中で好きな遊びを楽しむことができるのでとても素敵な空間だと感じました。また、お部屋に取り入れてみたいなと思いました。ありがとうございました。
じっくり観察することで、子どもの求めていることに気づかされ、
毎日の園生活を自分らしく過ごすことが出来る場所、素材などを発見できた日々の過程がよく伝わります。参考になろことが沢山ありました。ありがとうございまいた。
感触が違う素材を取り入れたり、自由に形が変えられるのがとても良いと思いました。ほっこり気分転換することで気持ちも安定し、トラブルの減少にも繋がるのが分かりました。また取り入れてみたいと思います。ありがとうございました。
お部屋に狭くて入り込めるスペースを作っていますが、今回ポスター発表を見させてもらっていろいろな素材でつくることで、子どもたちが好きな場所を選んでほっこりできるという工夫が素敵でした。
お部屋に取り入れてみたいなと思いました、ありがとうございました。