No.12 気になる子どもに対する持続的なアプローチ

サービス改善分野

横田岳大・藤村琴音(児童発達支援いっぽ)

アブストラクト

児童発達支援いっぽには様々な特性を持った子どもたちが通っている。周囲の環境に左右されやすい子どもも多く、環境の構成や援助方法を個々に合わせていく必要がある。今回は特に視覚や聴覚などからの刺激に左右されやすい子どもに焦点を当てて、取り組みを行った。現場の全職員で定期的にケースカンファレンスを行い、子どもの様子や関わり方を共有し、新たな環境の構成や援助方法を試して何がその子どもによって良い環境なのか繰り返しトライ&エラーを行った。集団療育と分けた部分的な個別の対応やクールダウンのための場所の用意、パーテーションによる視覚の整理など様々な工夫を行ったが、子どもの反応には良し悪しがあった。現在も取り組みを継続しているが、4月から12月までの環境の構成や援助方法の工夫と子どもの変化について発表する。

第25回宝山寺福祉事業団研究発表会

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コメント

  1. 一人の子どもの特徴や課題を、全職員で検討し整理すること、またそれを実践に活かしていくことで、療育の質が上がった様子が分かりました。保護者の方も、このように丁寧に関わってもらえているということが分かれば、喜んでもらえるのではないかと想像しました。今後の課題にもありましたが、これを全員にするとなると大変なことだと思いますが、全員に出来るようにするにはどんなやり方や取り組みがあるのか、ということも考えていくのもいいのかなと思いました。

  2. ケース会議で検討したことをきちんと現場にフィードバックし、実践していることはととえも大切ですが、うちなど実はなかなかそれができていないので、それをやっていらっしゃることに敬服致します。勉強になりました。

  3. 支援を行う際に、子どもが発達していく中でどのように支援者がその子をとらえ、支援を実践していくか、そしてそこから見えてきたことをさらに工夫し、次への支援を実践するということがとても大切なのだと改めて感じました。

  4. 個々の発達に応じた支援を行う中で、物的環境、人的環境を見直し、より良い療育ができるように工夫されたことがよくわかりました。環境を見直すことの大切さを改めて感じました。

  5. 職員で意見交換をし対策を検討、実践することの大切さを感じました。子どもが持っている力を引き出すことが関わっていく上で大切だと思いました。ありがとうございました。

  6. 検討会で見せて頂いた時からとても見やすくなっと思います。伝えたいことが端的に表現されていたなと感じました。1人1人に丁寧な関わりが必要な療育現場で毎日悪戦苦闘されていると思います。これからも頑張ってください。お疲れ様でした。

  7. 全職員で対策を検討し共有する事の重要性を改めて感じることが出来ました。限られた時間の中で全職員で話し合う場を設けるのは難しいが、疑問に感じた時にその都度声に出したり、後で考え合えるきっかけを作っていきたいと思いました。ありがとうございました。

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