業務改善分野
城山 裕恵 吉川瑞莉 (いこま乳児保育園)
アブストラクト
現在、本園では新型コロナウイルス感染予防として、密になる玄関からの登園ではなく、園庭側テラスより各保育室へ入室する方法をお願いしている。今までは朝と夕方に合同保育を行う保育室の場所をホワイトボードに黒字で表示していましたが、保護者から「どこの部屋へ行ったらいいかがわかりにくい」や「〇〇組がどこにあるかがわからない」などの意見を受け、今回大きさや色などを含め、改良することにした。ケガや子どもの見落としなどを防ぎ、安全に保育をするためにも、合同保育ボードの活用は情報伝達をより円滑なものへと改善し、子どもたちを見守る保育士の体制作りにも有効ではないかと改めて認識した。誰が見てもわかりやすい掲示の仕方を目指した過程をポスターにまとめたので見ていただきたい。
第25回宝山寺福祉事業団研究発表会
コメント
保護者の方にとって、次の予定もあるので送迎はできるだけスムーズにしたいことですね。利用してくれる方のニーズに答えることが、結果職員の働きやすさに繋がったという良い発表で、大切なことだと思いました。
日頃からの保護者とのコミュニケーションが充実されてるからこその取り組みであり、その成果だなと感じました。しっかりと意見に耳を傾け、改善を図る。子どもたちの見守り強化にもなり、保護者の安心感に繋がってると思いました。
コロナ禍で色々な対応を求められる中で、出た意見を形に出来ているのはとても良いことだと思いました。運用の周知が今後の課題点として挙がっているので、より皆さんにボードを知ってもらい運用できると良いですね。
ご意見ありがとうございます。保護者の方にアンケートへの協力をしてもらったことで、ようやく新しいボードが完成し、定着してきました。これからも様々な意見に職員みんなで知恵を出し合い、少しでも改善できるように考えていきたいと思います。
ポスター発表お疲れさまでした。
保護者にわかりやすい掲示はとても大切だと思いました。働いている職員からすれば当たり前にわかる保育室の場所も保護者にとってはクラス名だけ言われてもわからない、ということを改めて実感しました。わかりやすく伝えられるよう意識していこうと思いました。
ご意見ありがとうございます。新しいボードに加え、各保育室のガラス戸に(札を拡大コピーした)クラス名の表示があることや発表には載せていないのですが、奥側にある2歳児クラスの保育室の場所が分かりにくかったので、(テラスの)曲がり角に大きく表示したことも場所の把握がしやすくなったようでした。今回保護者の方から意見をいただいたことで考える機会が持てました。「当たり前」とは自分たちだけの世界のことであることを認識し、しっかりと疑問を持ったり、考えたりする目や耳を持っていたいと思います。