組織力アップ分野
石村佐恵・中西陽子・前田有理子・和田芙美(いこま乳児院)
アブストラクト
近年、保育施設での誤嚥事故が多発しており、当院でも誤嚥予防について考えアンケートを実施したところ、職員間で危険な食材の認識や食事の介助方法等、誤嚥に関する知識や危機感に差があることがわかりました。そこで、職員の知識・意識の向上を目指し、こどもの誤嚥の事例紹介・各専門職による勉強会・誤嚥に関するグループワークを行いました。
実際、ポスター取り組み中に当院でも1歳0か月児(離乳食)が昼食を職員と1対1で摂取中にカボチャを喉に詰めて背部叩打法を実施するような事例が発生し、職員の危機意識が高まったように思います。誤嚥は100%防ぐことはできませんが、窒息の確立を下げる為、正しい知識を持つことが重要です。今後も誤嚥に関する勉強会を継続して意識向上を目指していきます。
第25回宝山寺福祉事業団研究発表会
コメント
口の中に入る物は何でも窒息や誤嚥の原因になる可能性があるという事を認識し、今後はより危機感を持った関わりを意識していきたいと思いました。
子どもの食事中には決して目を離さず側で見守るという事や、食事の介助への工夫などを徹底していきたいです。
誤嚥について、ただ知識や技術を学ぶだけでなく、職員アンケートから見えてきた課題に対して、職員目線で様々な取り組みをされたことが、とても参考になりました。
一つのテーマについて、リスクを改めて意識して、専門職により知識を深め、実践に繋がる、成果として気づきが多くなり、それに対する改善策の幅が広がる。素晴らしい取り組みだと思いました。
誤嚥はいつ起きるかわからない事故だということを改めて気付かされました。色々な食材に誤嚥する危険があることを動画を見て知ることができました。
付箋に貼り出すという方法は職員全員が目を通すことができ様々な視点から意見が得られるのでとても良い方法だと感じました。
誤嚥を100%回避する事は出来ないが、もしもに備えて職員がどのように準備しておくことが出来るかを考える大切であると感じました。このことは誤嚥に留まらず色々事を考える機会になりました。
ポスター発表お疲れさまでした。
すごく興味深い内容でした。一人ひとりの様子を職員間で伝え合い、意見を出し合い、共通認識していることがとても素敵だと思いました。私も0歳児を担任しているので、食事は気を付けていますが、担任間での話し合いや意見交流をもっとしようと思いました。楽しい食事時間がもっと楽しくなるように、座り方や介助の仕方等、もっと勉強しようと思います。ありがとうございました。
貴重な感想ありがとうございました。今後の保育に役立てていただければ幸いです。