佐々木真緒・安西貴志・横山裕美・石川千裕(こども支援センターあすなろ)
アブストラクト
こども支援センターあすなろメディカルでは、並行通園5歳児クラスがあります。共通する課題としては、保育者に注目して話を聞くことが難しいということがあげられます。就学を控えた学年ということもあり、先生の話をしっかり聞く習慣を身につけておくことは非常に重要です。
そこで保育の中で子どもが注目しやすい工夫を考える為、全職員対象にアンケートを実施しました。アンケート結果の中から、今年度のクラスに最適と思われる方法をいくつかピックアップしました。一つは視覚に訴える方法であり、もう一つは聴覚に訴える方法です。それら双方を実践し、比較検証を行ないました。
その結果から見えてきた傾向を考慮し、子どもたちの発達特性を踏まえ、さらに改善をしながら就学に向けての力を伸ばして行けるような療育をしていきたいと思います。また、今回の取り組みをあすなろ全体で共有し、今後もよりよい療育に生かしていきたいと思います。
第24回宝山寺福祉事業団研究発表会