カテゴリー: 研究発表会

No.7 楽しく食べよう~自分だけの椅子~

No.7 楽しく食べよう~自分だけの椅子~

濱口沙夜香・田中瑞季・平林美穂(あすかの保育園)

アブストラクト

こどもたちが大好きな給食の時間には嬉しそうな笑顔と楽しい声に溢れている。一方、食事が進まない子は横を向いたり寝転んだりし、保育士からも座ることへの言葉がけが多くなってしまう。好き嫌いも理由の一つと思われるが、姿勢を保持し座っていること自体が難しいのではないかと推察した。

 あそびのなかで本児が段ボールの中に背筋を伸ばして座り、とても楽しそうに友だちとやりとりする姿があった。この姿を給食の時間に活かせないかと考えた。

 段ボールで椅子を作ったり、既成の椅子に装着する枠を作ったりするなかで、前後の長さや幅を変えて検証し、本児に適した『自分だけの椅子』を作った。これを使用すると姿勢が保ちやすくなるだけでなく、食事への関心が持てるようになり、食べることへの意欲に繋がるという効果が見られた。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.8 ~食べたくなる食事の工夫~ 高齢者の食欲について

No.8 ~食べたくなる食事の工夫~ 高齢者の食欲について

奥垣洋子(はあとぽーと梅寿荘)

アブストラクト

私たち「人」にとって、健康を維持するうえで、食べることは大切であり、生きる力にもなります。利用者宅を訪問し、調理をして配膳し、また宅配弁当を温めて食事を摂ってもらっています。しかし、加齢とともに身体にさまざまな変化が生じ、硬い物が食べづらくなったり、うまく飲み込むことができなかったりと思うように食事が摂れなくなり、食事に対する意欲が低下してきます。

食べたくても食べることができない人もいれば食べることに興味が持てなくなっている人もいます。食べにくいからといって、その食材を排除してしまうと食べられるものがどんどん少なくなり、食べる意欲や食べる楽しみを奪ってしまいます。楽しい雰囲気の食事は五感にはたらきかけ、心と体に栄養を与えます。

見た目にもおいしく、食べやすい食事になるように、調理の仕方や盛り付けなど、ちょっとした工夫をプラスして、心も体も満足する食事を目指しています。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.9 園内保育での保育環境の工夫~好きなあそびに没頭できる環境とは~

No.9 園内保育での保育環境の工夫~好きなあそびに没頭できる環境とは~

大槻翔・黒田智恵子・中村明日香(極楽坊保育園)

アブストラクト

保育を行う上で、環境の構成は欠かせません。私たちは“より良い環境”の元で子ども達に遊んで欲しいと願っています。今回、子ども達がじっくりと遊びに没頭できる環境を“より良い環境”と考えました。3歳児の保育室内での自由遊びに焦点を当て、子どもの様子を観察しました。

これまでは、遊び毎の遊ぶ場所を大まかに決めていました。色々な遊びが混ざり合い、集中できていない子どもが多くいました。これを課題とし、自由遊びの際は机と椅子を出し、ブロック、粘土、塗り絵はそれぞれの机で遊ぶというルールを定めました。 その結果、遊びに深みが出たり、集中して遊べるようになるという結果が得られました。更に、これまで保育室内を走り回っていた子どもが遊びに没頭するようになったことで、危険の伴う場面が減るというメリットがありました。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.11 2025年問題に立ち向かえ! ~コロナ禍における新たな研修スタイルへの歩み~

No.11 2025年問題に立ち向かえ! ~コロナ禍における新たな研修スタイルへの歩み~

友國和之(デイセンター憩の家)中井耕大(梅寿荘デイセンター)黒葛原厚子・澤田百合子(デイセンター延寿) 中島淳・浅原美幸(デイセンター寿楽)

アブストラクト

平成30年から生駒市内にある4つのデイサービス(梅寿荘デイセンター、デイセンター憩の家、デイセンター延寿、デイセンター寿楽)が、合同で高齢者福祉施設における接遇マナーやホスピタリティの向上を目的とした研修会を企画・開催し、職員が自らの接遇マナーを振り返って頂く機会を作ってきました。研修を開催した事で、接遇マナーについての職員の意識を向上する事ができましたが、時間の経過や職員の入れ替わり等の要因によって、職員の意識が低下していく事もこれまでの取り組みの中で課題として見えてきました。こうした課題を解決する為には、定期的に研修を開催する事が望ましいですが、令和2年は新型コロナ禍の影響により、「3密」を避ける為にも集団での研修を開催する事が困難でした。そこで今回は、YouTubeを使って不適切な接遇マナーに関する事例動画を共同で作成し、動画にリンクするQRコードを職員に配布する事で、在宅ワークできる仕組みを作りました。その取り組みの内容と、結果を報告します。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.12 「ボランティア」って何? ボランティア活動参加について考える

No.12 「ボランティア」って何? ボランティア活動参加について考える

前川志乃・笹本奏(生駒市梅寿荘地域包括支援センター)

アブストラクト

高齢者が可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを最期まで続ける事が出来るような包括的支援体制である地域包括ケアシステムですが、うまく機能するためには「4つの助(自助・互助・共助・公助)」が必要で、その中でボランティア部分を含む「互助」が果たす役割は今後更に大きくなっていくと言われています。

互助が重要と誰もがわかっていながらも、ボランティアのなり手が少ない理由は何故なのか私たちは担当エリアをまわり、地域の方々にボランティアについての意識調査のアンケートを行いました。

私たちはボランティア活動に関心がない方が多いのではないかと予測していましたが、以外にも興味のある方が多いことが分かりました。この大切な気持ちを広げる為に私たち専門職はどのようなことが出来るのか考えたことをポスターでご覧ください。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.13 コロナ禍の今、高齢者の在宅支援を行う為にケアマネが出来る事

No.13 コロナ禍の今、高齢者の在宅支援を行う為にケアマネが出来る事

山角由紀代・林田左知子 (梅寿荘居宅介護支援センター)

アブストラクト

新型コロナウイルス感染拡大がまだ収まらない状況の中、様々な取り組みが行われていますが、誰にとってもこれが初めての事態であり、何が本当に効率的な対応であるかわかりません。万が一感染などで利用者が従来の介護サービスを受けられなくなった時、ケアマネージャーとして準備しておくべき事は何かということを、改めて考えることにしました。

まずは各事業所の取り組みや今後の対応策などについてアンケートに協力していただき、現在している感染予防対策や、サービスが利用できなくなった時の事を想定して、各事業所が利用者に対してどのような支援ができるかという事を調べてみました。

このような状況において、利用者の生活が大きな影響を受けない為にも、ケアマネージャーとして現状を把握し、どういう対策を考えておく必要があるかという事を検討しました。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.14 姿勢ケアを標準的なケアに! ~職員全員が意識し、実践できるようにするには?~

No.14 姿勢ケアを標準的なケアに! ~職員全員が意識し、実践できるようにするには?~

辻村万希・小林直人・中井基行・羽山浩世・林篤世(梅寿荘)

アブストラクト

梅寿荘では、法人研究発表会での学びや、延寿での施設内研修参加、介護主任の研修的異動を機に、延寿で本格的に導入されている「姿勢ケア」に関する委員会、ポジショニング委員会を立ち上げました。姿勢ケアとは、対象者その人ごとに「できるだけリラックスして」「体動しやすく」「支持基底面に対して重心バランスがとれていること」を目指すケアのことで、介護施設ご利用者の生活の質を維持していくためには、必須のケアと言えます。姿勢ケアを適切に行うことで、健康状態や動作、生活行為そのものによい影響を与えることができます。逆に、姿勢ケアを行わないことにより、健康や生活に悪影響を及ぼしてしまうことがわかっています。今回の発表では、姿勢ケアを標準的なケアにしていくために取り組んだ内容、学びを通して職員の意識を変えていき、実践へとつなげていくためのプロセスを紹介したいと思います。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.15 児童養護施設における高校卒業後の進路支援の広がり ~子どもの最善の利益のために~

No.15 児童養護施設における高校卒業後の進路支援の広がり ~子どもの最善の利益のために~

中嶋健太、松本冴加、玉田周平、濵口大裕(児童養護施設 愛染寮)

アブストラクト

児童養護施設では原則、高校を卒業すると施設を退所する場合が殆どであり、愛染寮も例外ではない。昨年は4年制大学・短期大学・専門学校・一般就職・障がい者雇用での就職と多岐に渡る。今回過去10年間の進路先の幅の広がりを調べる為、愛染寮退所児の進路状況をグラフにまとめた。進路を決めるにあたっては、学校・児童相談所・保護者・場合によっては弁護士との連携も必要となる。進学希望の児童には進学先の費用・生活拠点の確保、就職希望の児童には学校と連携した就職先の選定・生活拠点の確保・障がい者雇用の児童には高等養護学校・グループホーム・関係機関との連携等、支援の内容は実に様々である。そして近年では進学、就職するための企業や団体、財団による資金援助も増え、支援の幅が広がりを見せている。子ども達が愛染寮を退所後、より良い未来を生きられるように、そしてただいまと笑顔で愛染寮に帰ってくることが出来る様に職員が全力で応援・支援してきた軌跡をポスターにまとめた。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.10 動画配信を活用した保育の補完~コロナ禍における家庭保育への支援~

No.10 動画配信を活用した保育の補完~コロナ禍における家庭保育への支援~

辻村泰聡(極楽坊保育園)

アブストラクト

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本国内に感染拡大し、非常事態宣言が発令された2020年4月から5月にかけて、奈良市内の保育園では「特別保育」と称し、エッセンシャルワーカー等の子どもを除き原則家庭保育の要請が出された。この特別保育期間中、本園では登園する子どもがおよそ3分の1に減少したため、家庭保育中の子どもに対する支援の一つとして、毎日5分程度の保育に関する動画をYouTubeに配信した。この期間中の動画の配信本数は24本、視聴回数は延べ7028回にのぼった。本研究ではこれらの動画視聴の傾向を分析した。再生回数は同一の動画について継時的に逓減し、指数関数的な近似がみられた。また、公開日が遅くなることによっても、再生回数は指数関数的に逓減した。また、低年齢児向けの動画の方が、何度も視聴する傾向にあることが推測された。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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