投稿者: admin@hozanji

No.2 子どもに寄り添いながら ~多様なアプローチの試み~

No.2 子どもに寄り添いながら ~多様なアプローチの試み~

貝田智子(児童発達支援センター 仔鹿園)

アブストラクト

 私たちは日頃から子ども達に寄り添った支援ができるよう心掛けています。子ども達にあった支援をするにあたり、今何が必要なのかを考えたところ、既在のアセスメントシートでは子ども達の姿が捉えづらい事が分かり、新たに仔鹿園独自で使えるアセスメントシートの必要性を感じました。現在、仔鹿園では子ども達の課題を考えるにあたって、ポーテージプログラムで活用されているチェックリストを使用しています。ポーテージチェックリストに加えて、より仔鹿園の子ども達の姿に合わせたもので、身辺自立・学習・運動・感覚・日中活動・コミュニケーションにチェック項目を再構成し、独自の生活チェックリスト作成に向けて取り組んでいます。その中でも、子ども達の生活の基礎となる身辺自立の項目はより丁寧に話し合いを重ね、仔鹿園の子ども達の支援に繋がるシートの実現を目指しています。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.3 こぼさずに上手に食べられるかな?

No.3 こぼさずに上手に食べられるかな?

細見繁子・中西陽子・坂本みゆき・船田真希子・柴野七重(いこま乳児院)

アブストラクト

 当院は、主に0歳から3歳前後のお子さんが生活する施設で、離乳食と幼児食を提供しています。この時期の子ども達は、手づかみ食べが中心で、手指の機能はまだまだ未熟な為、スプーンを上手に使用できず、食べこぼす事が多く、食後の食堂は残飯が散乱するという状態が続いていました。この日常を改善するべく、少しでもこぼさず上手に食べやすくする工夫を調理面から取り組む事にしました。

4月から8月にかけて食べこぼしの多い食材やメニューを調査し、特定した対象の食材とメニューに対し、6月から10月の期間で切り方や調理方法、食材の種類を工夫して提供を試みたところ、以前より食べこぼしが少なくなり残飯の量が減りました。 食べこぼしには様々な要素が関係していますが、今後も調理面からのサポートを継続し食べやすくする事で、「自分でこぼさずに上手に食べられる事への満足感」「無駄の無い栄養の摂取」に繋がるよう努めていきます。

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.4 固定観念を覆す排泄ケア

No.4 固定観念を覆す排泄ケア

西田明美・中野純・中山慎也・田中真輝・永田可緒里・矢野寧奈・道前淳子・笠川裕香子(やすらぎの杜延寿 排泄委員会)

アブストラクト

お尻に床ずれがあり、ベッド上でほとんどの時間を過ごすM様。治療を続けるがなかなか治らない中で、おむつ内の蒸れが原因ではないかと意見が出ました。M様の不快感を軽減するためにも、グループ職員は蒸れを軽減すべく尿取りパットの当て方を再検討しましたが、解決には至りませんでした。この悩みは排泄委員会に持ち込まれましたが、そこでも決定的な提案は出ず、パット類を購入しているメーカーに相談をしました。メーカーが提案した方法は3種類ありました。どれも目新しい排泄アイテムの使い方であり、使用したことのないパットもありました。グループ職員はそれらの方法を試し、事細かに記録に残してどの方法がM様にふさわしいのかを探ることなりました。詳しい取り組みなど、ポスターで報告いたします。

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No.5 「あなたの居場所になりたい」~不安・混乱を和らげる為に、私達に出来る事~

No.5 「あなたの居場所になりたい」~不安・混乱を和らげる為に、私達に出来る事~

清見富美栄・青野可奈(ショートステイ延寿)

アブストラクト

ショートステイは、家族様の負担軽減の為にご利用される方が多く、認知症が進行している方に安心して生活出来る場を提供しています。認知症は様々な症状が表出する事があります。例えば、徘徊・幻覚・攻撃的言動・介護に対する抵抗なども、その内の1つです。

私達は、この不安や混乱の中にいる利用者様に対して、何か出来る事は無いかと考えました。認知症の方と向き合うツールとして、ひもときシート・24時間シートを使用し、利用者様に寄り添う取り組みを行いました。その中で、利用者様の言葉や行動の背景には、想いや願いがあると知り、それらをもとに自分史を作成しました。利用者様一人一人と向き合い、安心して過ごして頂けるように取り組んだ結果を、ポスターで報告します。

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No.6 いつもの食事を楽しい雰囲気に

No.6 いつもの食事を楽しい雰囲気に

松本未来・蓮本響流(あくなみ苑)

アブストラクト

利用者様が食事を召し上がっている最中に「利用者様と職員との会話」が少なく、静かな雰囲気である環境に疑問を感じた。私たちが思うことは「利用者様に楽しみながら食事をしてほしい」である。より良くするためにはどうすればよいかについて、BS法、KJ法を用いて「どうしてそうなってしまうのか」について意見を集めた。結果として、食事環境だけではなく、職員の日々の業務の意識に至るまで意見が挙がった。それを基にアンケートを作成し、現状の職員の意識調査を行った。次に上記の意見を基に目標を設定し、各職員が意識して業務に取り組む期間を1ヶ月間設けた。そして再度意識調査のアンケートを行い、3ヶ月間で計3回の調査を実施した。そしてこの調査期間中に食事環境についてだけでなく、職員の意識改善などの比較を行い、どのような変化がみられたかについて発表を行う。

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No.7 楽しく食べよう~自分だけの椅子~

No.7 楽しく食べよう~自分だけの椅子~

濱口沙夜香・田中瑞季・平林美穂(あすかの保育園)

アブストラクト

こどもたちが大好きな給食の時間には嬉しそうな笑顔と楽しい声に溢れている。一方、食事が進まない子は横を向いたり寝転んだりし、保育士からも座ることへの言葉がけが多くなってしまう。好き嫌いも理由の一つと思われるが、姿勢を保持し座っていること自体が難しいのではないかと推察した。

 あそびのなかで本児が段ボールの中に背筋を伸ばして座り、とても楽しそうに友だちとやりとりする姿があった。この姿を給食の時間に活かせないかと考えた。

 段ボールで椅子を作ったり、既成の椅子に装着する枠を作ったりするなかで、前後の長さや幅を変えて検証し、本児に適した『自分だけの椅子』を作った。これを使用すると姿勢が保ちやすくなるだけでなく、食事への関心が持てるようになり、食べることへの意欲に繋がるという効果が見られた。

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No.8 ~食べたくなる食事の工夫~ 高齢者の食欲について

No.8 ~食べたくなる食事の工夫~ 高齢者の食欲について

奥垣洋子(はあとぽーと梅寿荘)

アブストラクト

私たち「人」にとって、健康を維持するうえで、食べることは大切であり、生きる力にもなります。利用者宅を訪問し、調理をして配膳し、また宅配弁当を温めて食事を摂ってもらっています。しかし、加齢とともに身体にさまざまな変化が生じ、硬い物が食べづらくなったり、うまく飲み込むことができなかったりと思うように食事が摂れなくなり、食事に対する意欲が低下してきます。

食べたくても食べることができない人もいれば食べることに興味が持てなくなっている人もいます。食べにくいからといって、その食材を排除してしまうと食べられるものがどんどん少なくなり、食べる意欲や食べる楽しみを奪ってしまいます。楽しい雰囲気の食事は五感にはたらきかけ、心と体に栄養を与えます。

見た目にもおいしく、食べやすい食事になるように、調理の仕方や盛り付けなど、ちょっとした工夫をプラスして、心も体も満足する食事を目指しています。

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No.9 園内保育での保育環境の工夫~好きなあそびに没頭できる環境とは~

No.9 園内保育での保育環境の工夫~好きなあそびに没頭できる環境とは~

大槻翔・黒田智恵子・中村明日香(極楽坊保育園)

アブストラクト

保育を行う上で、環境の構成は欠かせません。私たちは“より良い環境”の元で子ども達に遊んで欲しいと願っています。今回、子ども達がじっくりと遊びに没頭できる環境を“より良い環境”と考えました。3歳児の保育室内での自由遊びに焦点を当て、子どもの様子を観察しました。

これまでは、遊び毎の遊ぶ場所を大まかに決めていました。色々な遊びが混ざり合い、集中できていない子どもが多くいました。これを課題とし、自由遊びの際は机と椅子を出し、ブロック、粘土、塗り絵はそれぞれの机で遊ぶというルールを定めました。 その結果、遊びに深みが出たり、集中して遊べるようになるという結果が得られました。更に、これまで保育室内を走り回っていた子どもが遊びに没頭するようになったことで、危険の伴う場面が減るというメリットがありました。

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講師講評・質疑応答

講師講評・質疑応答

講師講評

元帝塚山大学教授 才村眞理先生

【講評内容】

  • 01:50~発表1 いこま乳児院
  • 06:20~発表2 いこま乳児保育園
  • 10:50~発表3 奈良県発達障害者支援センターでぃあー

質疑応答

各発表に対する質疑〜講師才村先生より〜

【質疑応答の内容】

  • 00:25〜発表1 いこま乳児院
  • 02:57〜発表2 いこま乳児保育園
  • 07:35〜発表3 奈良県発達障害者支援センターでぃあー

第24回宝山寺福祉事業団研究発表会

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No.10 動画配信を活用した保育の補完~コロナ禍における家庭保育への支援~

No.10 動画配信を活用した保育の補完~コロナ禍における家庭保育への支援~

辻村泰聡(極楽坊保育園)

アブストラクト

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が日本国内に感染拡大し、非常事態宣言が発令された2020年4月から5月にかけて、奈良市内の保育園では「特別保育」と称し、エッセンシャルワーカー等の子どもを除き原則家庭保育の要請が出された。この特別保育期間中、本園では登園する子どもがおよそ3分の1に減少したため、家庭保育中の子どもに対する支援の一つとして、毎日5分程度の保育に関する動画をYouTubeに配信した。この期間中の動画の配信本数は24本、視聴回数は延べ7028回にのぼった。本研究ではこれらの動画視聴の傾向を分析した。再生回数は同一の動画について継時的に逓減し、指数関数的な近似がみられた。また、公開日が遅くなることによっても、再生回数は指数関数的に逓減した。また、低年齢児向けの動画の方が、何度も視聴する傾向にあることが推測された。

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